2020/08/06 17:59

梅雨明けとともに、日差しが強くて気温も連日どんどん上がっていますね。

感染症の対策とともに熱中症の心配も高まって、今年の夏は気が抜けないですね。。

暑いと日々のご飯の支度も一苦労です。
先日は考えていた献立を大幅に手抜き変更しましたよ。
暮らしの手帖の「今夜のおそうざい」をパラパラめくり(献立考えるのにヒントとして活用するんです。)、「高野豆腐のけんちん詰め」を油揚げに変えて干瓢でしばって煮含ませたものにしようと思って作り始めました。
中身を作っているうちに「煎り豆腐」に変更、そうすると、まわりの油揚げはどうしようかと。油揚げもそのままだと傷むので「あまじょっぱく煮付けて」うどんなどの具材として使えるように変更。
そうなると豚肩ロースの塊も煮豚にしておくつもりが、ただ茹でただけを辛子醤油で。
余った茹で豚は麺つゆに漬け込んでおきました。
と言うわけで、どんどん変更、変更 笑。

まぁ、家庭料理なんてそのようなものでしょうか。

全て冷蔵庫にしまって、翌日のお昼、冷たい「煎り豆腐」と「茹で豚の麺つゆ漬け」を温めようかと思ったのですが、
なにしろ暑い!
そうだ、冷たいままでもよいかなとそのまま食べたら美味しかった。

以前、この片口の作家さん、古川章蔵さんの奈良の工房を訪ねた時に、遅れてはいけないと約束の時間まで1時間早く到着し、近くで時間を潰そうと入った定食屋さんで食べた煮物定食の煮物が冷んやりと冷たかったのです。
その時も夏。とても暑い日でした。ご飯とお味噌汁は温かく、冷たい煮物はたっぷりと汁を含んでいてとても美味しかったのです。
たしか、かぼちゃと高野豆腐、人参、ごぼう、大根だったと思います。
その時、初めて冷たい煮物を食べました。わざわざ冷やしてそのまま食べる。
こんな食べ方があるんだと。
それ以来、夏になると冷蔵庫に入っている煮物を「チン」せずに食べたりするようになりました。
今回の豚肉も味が付いて冷えているとまた、違った食感と味わい。冷たい「煎り豆腐」もなかなか良かった。


冷たい煮物、暑い夏にはとても美味しいです。ぜひ試してみてください。

器/片口:古川章蔵
  ぐい呑:上野剛児
  小鉢:山本長左
  小皿、箸置き:Kazu oba
     お箸:沢田欣也