2022/10/26 01:27
九州の佐賀県唐津市で制作していらっしゃる陶芸家の土屋由起子さん。
力強さもありながらどこかゆるりと柔らかな表現を交え、とても魅力的な作風です。
旦那さまが料理人ということ、ご本人も食を大切になさるので作る器も料理を盛った時、お茶を立てた
時にうつわの本領を発揮するように作られています。
また、とても丈夫なので扱いやすい事も魅力の一つかもしれません。

合わせたお皿は村山健太郎さん、彫唐津ぐい呑は川上清美さん。共に唐津の陶芸家です。

窯変黒唐津小徳利は緑や茶色の色の変化、ぽったりとしてどこかユーモラスな雰囲気の小振りな徳利。
白磁の杯は兄弟弟子のKazu obaさん。そう、師匠は中里隆さんで同じく唐津の陶芸家です。
なんだかお酒がおいしくなりますね。


ワインクーラーも色の変化が素晴らしくフォルムも素敵です。
庭の草花を入れても雰囲気良くまとまります。
とても素敵です。


庭で咲いている時とは違い、なんだか見違えます 笑。。



土屋由起子さんの黒唐津は深みのあるこっくりとした黒の釉薬が特徴で、とてもお料理が映えます。

黒唐津高杯。
この深みのある黒い釉薬に心がゆれますね。。
唐津の清々しい自然の中で昔の伝統と現代の感覚のバランスが絶妙なうつわ作りをなさっている土屋由紀子さんの作品展をどうぞご覧ください。
▪️土屋由起子
唐津生まれ
1992年 唐津、中里隆氏に師事
2000年 初個展以降、各地にて個展開催
2002年 唐津に由起子窯設立