2022/11/08 00:07

『菊地勝 TABLE展示会×草月』

[日時]全6日間

11月   9日(水)13:00-18:00 『菊地勝 TABLE展示会×草月 』

        10日(木)13:00-18:00 『菊地勝 TABLE展示会×草月 』

        11日(金)13:00-18:00 『菊地勝 TABLE展示会×草月 』

        12日(土)13:00-18:00 『菊地勝 TABLE展示会×草月 』

        23日(水・祝)13:00-18:00 『菊地勝 TABLE展示会 』作品展示のみ

        26日(土)13:00-18:00 『菊地勝 TABLE展示会 作品展示のみ


菊地勝さんは山梨県小淵沢で陶芸家の奥様と一緒の工房で作陶しており、

独創的でとてもアート性が高く同時に普段の日常の生活で使う事のできる作品はとても魅力的な

ものばかり。工房にお邪魔した時も奥様が知り合いからいただいたという盆栽菊を菊地さんが作った大ぶりの花器にわっと生けていたのが印象に残っています。そう、菊地さんの花器は立派なお花屋さんの形の良い華やかな花も、先に紹介した様に自然の中で元気よく好きな方向に伸びた草木や花もとても似合います。


花器を正面からみた時。



花器を横から見た時。



花器の横、反対側から見た時。
庭の木と花を挿してみました。
家の中に秋を運んでくれます。


多面鉢はその名前のとおり、たくさんの面で構成されています。
白い化粧土のざらりとした手触り。
小さな爆の跡、そして繊細で神経質なくらいに細くシャープな線が、すーっと走っています。

湯呑みにしたり、小さなお料理を入れてみたり。。
手で持つ事で作品の手触りも楽しめます。

口元に釉薬の垂れが良いですね。。



楽しい模様と形。
そして楽しい手触り!




自然釉の丸いアクセントは焼成により青みを帯びた小さなガラス質の点々となり、
作品になくてはならないアクセントです。

視覚・触覚ともに楽しい!と感じる魅力あふれる作品です。

11月9日(水)〜12日(土)までは花器に草月の内藤華了先生がお花をいけてくださいます。
菊地勝さんの作品と草月のいけばな。
どんな展示になるのか楽しみです。


▪️菊地勝

1967 宮城県岩沼市生まれ

1991 東京藝術大学 美術学部工芸科卒業

1991 朝日陶芸展 新人奨励賞、

1991 焼き締め陶公募展 大賞 (岡山県備前陶芸美術館収蔵)

1993 東京藝術大学大学院 陶磁専攻修了

1994 東京都八王子市に築窯

1998 国際交流基金 作品買い上げ

2002 山梨県北杜市小淵沢町に窯を移築

2005 第1回 菊池ビエンナーレ 奨励賞 (菊池寛実記念 智美術館)

2005 第18回 日本陶芸展 第一部 初入選 (宮城県岩沼市収蔵)

2009 第3回 菊池ビエンナーレ 入選 (菊池寛実記念 智美術館)

2011 第21回 日本陶芸展 第二部 初入選


[収蔵コレクション]

岡山県備前陶芸美術館 (備前市伊部)、神奈川県箱根町大平台港荘客室展示 他




▪️内藤華了(ないとうかりょう)

東京生まれ、横浜在住。

女子美術短期大学造形科卒

グラフィックデザイナーを経て

1990年 草月流家元教室に入門

    草月流四代目家元 勅使河原茜先生に師事

    草月流1級師範顧問・横浜華道協会理事・いけばなインターナショナル協会会員

2020年 草月作品賞受賞

2021年  佐賀大学とARITA×SOGETSUのプロジェクトに招集


国内外の展示・他分野とのコラボレーション・体験いけばなを展開し、広くいけばなの普及を目指している